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2009年9月24日(木)
オランダ旅日記1日目 (写真をクリックすると大きい画像見れます♪)

今年一番のお楽しみがとうとうやってきました♪

旅!!!
毎年この数日間のために働いているといっても良い。
それくらい楽しい旅です。

今回の渡航先はオランダ。初オランダであります。
テーマは。。。

「ディックブルーナさんとカワイイものたちに会いにゆくオランダ5泊7日の旅」
です!!!

ミッフィちゃんの産みの親でありオランダを代表する優れたデザイナーでもあるブルーナさん。
絵本を作るものとしては尊敬してやまない存在です。
もちろん会う約束をして旅立ったわけではありません。
偶然会えることにほのかな期待をしつつ、なのです。
さてブルーナさんとカワイイものたちに会えたかどうか。。。それはこの日記を読んでの
お楽しみです。

前置きが長くなったけれど、1日目。

飛行機はこれまた初めて乗るKLMオランダ航空。
機体のデザインのかわいさには以前から憧れていたのです。とうとう乗りました〜
(写真左)
関空からもうおおはしゃぎで、荷物を計るはかり(色がかわいすぎる)やら看板やら
バシャバシャ写真を撮っていたら、突然外国人のおじさんが近づいてきて。
「写真をとってあげます」
KLMの看板と一緒に私と同行の友人・もじゃをカメラにおさめてくれようというのです。
うー優しい!そしてなんとおじさんの職業はカメラマンらしい!
関空からイキナリ素敵な出会いがありました。

さて機内。素敵な出来事はまだ続く。一番前の席です!!!
足のーびのび。こりゃええ〜
さっそく出てきた機内食(写真中)。なんとホテルオークラ・アムステルダム監修の
すきやき定食であります。すき焼きのほかに、えびとアサリのわさびソースサラダ、
南蛮風白身魚のフリッター、こんにゃくの煮物、デザートにスウィートポテトパイという
ラインナップ。お・・・おいしい〜〜
ぺろりとたいらげ、映画「誰も守ってくれない」を真剣に見、二回目の機内食「本格パスタ
トマトソース」に舌鼓を打ち、軽食のカップラーメンとアイスの2択に散々迷ったりしていたら
アムステルダム・スキポール空港に到着です。

日本をお昼に出て現地3時半に着くという素敵な時差攻撃。
今日はまだまだ活動します♪

世界でも有数のハブ空港であるスキポール空港。とても広いです。
ピクトグラムなど様々なデザインも素敵。
空港から鉄道に乗ってわずか20分でアムステルダム中央駅(写真右)に到着します。

中央駅を降りるとそこには夢のようにかわいい町並みが〜〜
今回のお宿は中央駅から徒歩5分の「ベルビューホテル」
やはり駅近はええなあ。しかもまだ新しいホテルで、部屋の壁一面に砂漠の写真の壁紙が
張られていたり、なかなかのデザインホテルでした。この部屋に宿泊♪

荷物を置いてさっそく街へ繰り出します。
町並みは他のヨーロッパの町ともまた違う、とてもクラシックでかわいいものでした。
黒人が多い。そしてゲイの方に優しい街のようです。
行く前からアムスには「飾り窓地区」と呼ばれる娼婦街や合法ドラッグを扱うカフェが
たくさんあることは知っていたのだけど、
大通りを歩くぶんにはカラフルでメルヘンな印象しか受けません。
とにかく色彩が鮮やか。
ベンチやお店の看板、素敵なものがいっぱいです。

しかし、途中小さい路地に入るとそこにはやはり恐ろしげなコーヒーショップが
立ち並んでいました。わさわさと怪しげな葉っぱが生い茂っております。
きのこの派手な看板など、メルヘンとの不思議なギャップもアムスの面白さなのかも
しれません。

最初に向かったのは「アルバートハイン」というオランダではあちこちに支店があるスーパーへ。
オリジナル商品のパッケージデザインがいいということで行ったのですが、
ちょいと期待はずれ。

気を取り直して本日のメインイベント、オランダの超かわいいスーパー・「HEMA」へ!!
かれこれ7年憧れ続けたヘマへとうとう乗り込むのです。
オリジナル商品に「イップとヤネケ」という絵本のキャラクターを使用しているこのスーパー。
甘すぎないキャラクターが本当にかわいい。
しかし!!!こちらも以前にはなかったファンシーなデザインに変更されていて、
すこし期待はずれでした。。。
とはいえなんやかんや買ってしまったんですが。
HEMAのHPはコチラ

そろそろ眠くなってきました。さすがに20時間くらい起きているのでこたえます。
ホテルへの帰り道、万国共通マクドナルドにて、オランダ限定「マッククロケット」を購入。
これは買うときに「真っ黒け!!」というと通じるそうです。
クロケットとはオランダのコロッケ。コロッケバーガーですね。
クリーミーで濃厚なお味でした。
ホテルでまっくろけをほおばり、本日は終了。

ホテルに冷蔵庫がないのがイタイなあ。湯沸しもありません。
部屋の狭さの割りに広々なお風呂で疲れをとりました。

明日はマーケット巡り☆楽しみ〜

2009年9月25日(金)
オランダ旅日記2日目

1日がベルビューホテルの素敵な朝食で始まりました。
自家製パン3種、ベリーとグレープフルーツのジュース、卵焼き、フルーツとシリアルの
ヨーグルト☆これらをオサレにトレイに盛り付け、花柄シャツのナイスガイが手渡してくれます。
毎日いろんなパンが必ず3種類。焼きたての日もあって、最高においしかったな〜!

朝食をモリモリ食べたら中央駅前のインフォメーションセンターへ。
今日は街中を走り回るトラム(写真左)に乗ってアムスのマーケットやお店に繰り出す予定。
トラムの一日乗車券を買いにいきます。
今オランダ国内の交通機関は日本のICOCAみたいなカード方式をどんどん適用して
いっている模様。
今回はそれを買おうと思ったのだけど、またもインフォメーションで英語がしどろもどろ。。。
OVチップカードと呼ばれるそのカード、色々種類があり購入が難しい。
すぐにあきらめ、従来の「ダフカールト」という一日乗車券をゲットしました。

初のオランダトラムに乗り込み、始めに向かったのは「アルベルト・カイプ」の朝市。
朝市なので野菜や果物、チーズ、お花などの生鮮食品のお店が立ち並びます。
あとはおもしろ雑貨。ヘンなTシャツ屋なんかもあります。
どのお店も色鮮やかで朝からとっても楽しい気分。
お母さんに連れられたカワイイ子供たちもモリモリです!
朝市では布屋さんでカワイイエコバッグを購入。
ポテトフライのスタンドからいーいにおいがしてきました。

次なる目的地はスパイ広場の近くで開催される「古本市」なのですが、
10時からなのにお店の準備が完了するのが午後1時というウワサがあったため
アルベルトカイプのマーケットの周りをぶらぶらすることに。

見つけたのは子供のパーティグッズのお店「DE KINDERFEESTWINKEL
それはもうカワイイのなんのって。
カラフルなパーティ用食器やおもちゃ、子供用ドレスや包装紙。。。。
子供じゃなくても楽しすぎる。
カラフルタッパーのセットを購入しました。色使いが日本には絶対ない感じです。

別のおもちゃ屋さんなどをぶらつくうちにちょうど良い時間になってきました。
ランチにアルベルトカイプのスタンドでほかほかもりもりポテトフライを買って食べ歩き。
またトラムに乗り古本市へ向かいます。

スパイ広場へ到着。おお〜〜あるある!テントが立ち並んで本がどっさり!!
古本市ではブルーナさんが60年代から70年代にかけてたくさんデザインした
ペーパーバッグ探しがお楽しみです。あるかな〜
友人もじゃと別行動でまわることに。制作に使えそうな古い紙とかもありそうです。
夢中になって小一時間。再び、もじゃにお会いすると。。。。
「ブルーナさんあった!!!」と大荷物。
「いーー!!いいなああああ!!!」私は1冊だけ見つけていたのですが、
もじゃさん大漁です。(写真中)他にもカワユすぎる絵本もゲットしたようでした。
ああ、別行動。。。
しかし私もこっそりちょっとかわいいカードや古いお菓子の本なども見つけられた
ので、大成功ということにしておきます。
マーケットで見つけたものは後日の番外編で写真をアップする予定です☆

古本市で時間を取りすぎてスケジュールが押してきました。
なんせヨーロッパの常、お店というお店は平日でも18時には閉まってしまうのです。

「バッグミュージアム」というなんかそそられる美術館に向かおうとするのだけど
これがまた分かりにくい。手間取り手間取り閉館ギリギリに到着。
結局展示は、見ずにおもしろいカバン型のベンチで写真をパチリ。


ああもう5時だ5時だ。駆け足で向かったのはアムスで話題の?おしゃれ地帯
「9ストリート」周辺。時間がないのにお腹がグー。お昼ポテトだけだったから。。。
ホットドッグのスタンドでまた買い食い。買い食いは相変わらずおいしいなあ。

良くガイド本などでも紹介されている石鹸やさんでクンクンしながらたくさん購入。
香りも形もたくさん種類があってお土産にも最適☆
その後、アトリエ兼ショップの素敵なデニムやさん、「DENHAM」へ。
ディスプレイやコンセプトがとてもおしゃれ。デニム、ほしかったけどお高めでした。。。

ここで時間切れ。午後6時お店は全部クローズド。
唯一開いているデパートV&Dで巨大ミッフィと記念撮影。このデパートはあまり
魅力的ではなかったです。
この時点でまさかこの後、大興奮の渦に包まれるとは思ってもいなかった。。。


一度荷物をホテルに置きに帰り、ガイド本で気になっていた中央駅すぐそばにある
アムステルダム公共図書館(通称OBA)に行くことに。
なんだかオサレなにおいがプンプンする建物。
エントランスを入ると。。。。そこは夢のデザイン図書館でした!!
市民はもちろん私たちのような旅行者も気軽に利用できる。
その上22時まで開館しているのです。ネットはもちろんいろんな利用が無料でできるみたい。

写真右は子供の本のフロアです。
ぎゃーーーーか・わ・い・いーーー!!
デザイナーズのソファで本を読ませるこの図書館。子供フロアはもうたまりません。
巨大クマのオブジェあり、子供たちの作品あり、もちろん絵本の数もすごいです。
時間が遅かったから子供の姿はまったく見当たりませんでしたが、
きっと昼間はたくさんの子供たちがこの素敵空間で楽しくすごすんだろな〜。
図書館に行きたい!て絶対思うだろな〜
私の最寄り図書館の風景を思い浮かべ、うなだれました。。。

この図書館はもちろん大人の本がメインでフロアは5階くらいまであり
専門書もかなりそろっている様子でした。
展覧会ができるスペースがあり、ちょうど1日目にも紹介したスーパー、
「Hama」の歴史展をやっていてまたまた大興奮。
昔の広告やノベルティから現在の商品の展示など見ごたえ十分でした。

そしてこの図書館にはレストランまであります。
最上階のレストランではアジア料理まで楽しめるのです!
本日は時間が遅くほとんどメニューが売り切れてしまったようだったので
図書館1階にあるイタリアンのカフェへ。
自家製生地のパスタやピザを好きなお味に目の前で調理してくれるこのカフェ。
値段がびっくりで飲み物とパスタで約千円!!!
図書館価格なのか、どこまで至れり尽くせりな図書館なんだーー!
アラビアータのパスタ、お味もおいしかったです。

また来るぞと誓いつつ、図書館を後にしたのでした。


それにしても今日はトラムを乗り回す、はずがトラムに振り回されっぱなしの一日でした。
アムスのトラム、難しい!なにせ普通は1つの駅名に対し、だいたい見えるくらいの
距離で道の左右に向かい側の駅があるものだと思うんですが、そうではない。
行きしにはあった駅名が帰りにはない、同じ駅名で全然違う場所に駅が複数ある、など
大混乱。
アナウンスも微妙なら「降ります」ランプが点灯してるのに止まらないこともあった!
恐るべしです。
乗りこなすにはまだまだ修行がいりそう。。。


明日はいよいよユトレヒトを訪問します!

2009年9月26日(土)
オランダ旅日記3日目

今日はこの旅のメインイベント、「ブルーナさんに会いたい!ユトレヒト訪問」の日。

ブルーナさん(写真左)が住むユトレヒトという街は、アムスから電車で20分ほどのところに
ある小さな街です。
ブルーナさんは毎日仕事の前にカフェ・オーロフでコーヒーを飲むそうで、
ラッキーならその周辺でお会いすることができるそうです。

とうわけで、朝9:30。ユトレヒトの駅へ到着した私たち。
とにもかくにもカフェ・オーロフへ向かいます。
土曜の朝、街はシーンと静まりかえり幻想的な美しさがありました。
そんな景色に心奪われつつ、しばらくすると石畳の向こうにカフェを発見!

そして次の瞬間。。。。

「ブルーナさん!!!!!」
と叫ぶ、もじゃ。
「ええっ」と前を見ると朝もやの向こうから、黒い自転車に乗ったブルーナさんが!!!!

「ブルーナさん」という日本語の連呼に、驚くこともなくキキッと自転車をとめ
ブルーナさんは立ち止まってくれました。
写真で見るよりももっともっと優しいお顔。いつものおひげとめちゃちゃ優しい笑顔!

「私に会いにきてくれたの?お名前は?」と聞いてくれた。。。。
名前を言うと、「覚えておくね」・・・・って!!!!
二人、感激のあまり頭は真っ白。今にも号泣しそうなのです。
その後何か英語で言ってくれたのだけど興奮しすぎて聞き取れず。。。
ブルーナさんは風のように行ってしまいました。
多分、11時にまたこのあたりを通るよ、というようなことをおっしゃた気がしたので
とりあえず11時までミッフィ像のある広場へ行ったり、再びブルーナさんに
会ったときに渡す花束や手紙を用意したりしていたら。。。

はっと時計を見るともう11時じゃないか!!
急いでカフェオーロフへ走るも、非情にも時計は11時5分を指していました。
そしてもう再びブルーナさんにお会いすることはなかったのです。。。

ああ。ばか。
欲張りすぎた私たちへ天罰が下ったようです。
でも、ブルーナさんに会えただけでももう今回の旅の目標は達成したのですから
大満足といわなければいけません!

気を取り直し、運河沿いの素敵なショップをぶらぶら。
Dille&Kamille」というベルギー発の雑貨屋さんがとてもかわいくていろいろ
バカ買い。渡せなかった花束と併せてありえない荷物です。。。

そしてブルーナさんの美術館があるセントラルミュージアムへ向かいます。
その途中迷い込んだ黄色い奇抜な建物。(写真中)病院かなにかのようです。
でっかい小鳥がじっと見ています。。。
この建物を抜けると夢にまでみたセントラルミュージアム&ブルーナハウスが!

セントラルミュージアムはカフェが素敵なのです。
オランダの有名なデザイナーさんが作っていて、明かりや家具のデザインが
素晴らしいです。ここでチーズハムパニーニとりんごタルトをランチにいただきます。
ミュージアムの所蔵する絵画はあまりそそられず、すぐにブルーナハウスへ。

ブルーナハウスはもう、端から端までブルーナさん!
夢のような楽しかわいいミュージアムです。
ミッフィファミリーはもちろんペーパーバッグデザイン、ポスターのデザインなど
ブルーナさんの仕事のすべてが堪能できます。
遊び場にはボリスのいすも☆(写真左)もちろんミッフィいすもあります。
ブルーナさんの映像を見ると今朝のことを思い出し、ウルウル。。。
本当に夢のような出来事だったなあ〜。

ブルーナハウスを十分に楽しんだ後は街中のアンティークショップや
ブルーナさんも御用達というお菓子やさんに行ったりしました。
そして最後に「カフェ・オーロフ」でお茶を。
街は朝とうって変わって大賑わい。土日は観光客もたくさん来るみたいです。

名残惜しさはありますが、とっても満ち足りた気持ちでユトレヒトを後にします。

今日も駅前図書館、OBAへ。最上階のカフェでベトナム風焼きそばを
いただきまーす。


2009年9月27日(日)
オランダ旅日記4日目

オランダの旅行本、というのがなかなかない。2年前にこの旅を計画したときに
本屋に行って思ったことです。
もちろん一般的な旅行本はあるのだけど。カワイイのがない。
仕方ないのでいろんな雑誌のオランダ特集をよみあさり、計画を立てていました。

そして旅立つ直前、同行のもじゃから「素敵なオランダ本発見!!」とのメール。
それはそれは今回の旅に役立ちまくりのかわいい旅の本だったのです♪

オランダトラベルブック」というこの本、私たちの心をわしづかみのラインナップでした。
そして今日旅の4日目はこの本を見なければきっと訪れなかった地へ向かいます。

オランダはなかなかに小さな国なので、主な都市を鉄道でぐるり一周、1日でできちゃうのです。
世界の車窓から、を夢見て本日は鉄道に乗り込みます♪

まずはアムスの中央駅から、一日乗り放題券を自販機で購入し
特急列車「インターシティ」で一路ブレダの町へ。

ブレダはオランダの南にある小さな町。なぜここに向かったかというと。
前述の「オランダトラベルブック」に載っていた「グラフィックデザインミュージアム」という
美術館があるから!!

オランダのグラフィックデザインはとても楽しい。はっきりと明るくてかっこいい。
これを一堂に見られるというのです。うーん楽しみ。

ブレダは静かで、通り過ぎた公園には子供たちがはしゃぐ姿が。幸せそのものの町です。
そして歩くこと10分、こじんまりとしたミュージアムが現れました。
受付ではとっても親切な学芸員らしきおばさんが丁寧に説明してくれました。
展示面積はそれほど大きくないようです。

しかし。。。最初の扉をあけた瞬間、ドーーーン!!!(写真左)
かわいーーーーー!!!グラフィック柄じゅうたんが敷き詰めてあるお部屋が!

次の展示室はオランダの広告グラフィックの歴史を凝ったディスプレイで見せるというもの。
受付でお世話になったおばさんがこちらの説明も一生懸命してくれました。
もうひとつの展示室は今準備中とのことで、そのお詫びにカフェのタダ券をくれるという親切ぶりに感激。

最後に映像の部屋で「タイポグラフィとフィルム」というとても面白い映像作品を見ました。
映画のオープニングなどで使われるタイポグラフィの面白いものを集めたもので
各フォントの名前が持つイメージ(人柄や格好)を人間に落としこんでその人間が「フォント会議」なるものをしている様子を映像にした作品が良くできていて笑えました。

少ないながらも内容の濃い展示にうなった後はせっかくタダ券をもらったのでカフェでお茶をしました。
このカフェにはお絵かきコーナーがあって、外国人の男子二人組(けっこういい大人)が
きゃっきゃ言いながらお絵かきしていました。倣って私たちもお絵かき。ブレダに足跡を残してきました。


さてグラフィックデザインミュージアムの面白さに夢中になりすぎて時間が押してきた!
次はブレダのお隣の町、「ティルブルグ」へ。

こちらは昔紡績産業がさかんだった町ということで「テキスタイルミュージアム」という
美術館があり、そこでは目の前で布を織るところを見学できるとのこと。
これは貴重です!予約もなにもなくても常時見られるのです。素晴らしいなあ。

ティルブルグの駅から散々迷い、到着。(歩きはキツイ。バスを利用するのが良いです)
ランチにミュージアムカフェでローストビーフのサンドウィッチをいただきます。

そして布織の現場を見学できる「テキスタイルラボ」へ。
カラフルな糸がたくさん!!!(写真中)大きな機械で複雑な柄を織り込んでゆく様が
間近で見れました。テキスタイルデザイナーのような方や学生さんもこのラボを利用しているようです。

ラボのほかに企画展をするスペースがあるのですが、このときの展覧会はちょっと期待はずれ。
よく分かりませんでした。。。
10月の後半からはなんとこのスペースで日本のブランド
「mina?perhonen」の企画展があるとのことでかなりヘコみました。
日本でもなかなか見られないのに、ここで見れたら最高だったなあ〜
1ヶ月早かった。。。

とうわけでテキスタイルラボ以外は特に何も見当たらず、ショップでフェルト作家さんの作った
ネックレスを購入してティルブルグを後にしました。


もう一都市くらいいけるんじゃない!?とうことでアムスへの帰り道途中にある大きな町、
ロッテルダムへ向かいます。
ロッテルダムは港町。神戸と仲良しな町だそうですよ。
面白い建築がたくさんある町としても有名です。
駅を出ると東京を思わせる超近代的高層のビル群が立ち並びます。
アムスが首都ではあるけれど、ビルはほとんどない。うまいこと町を使い分けているんだなあというのがここにきて良くわかります。

1日の電車旅でかなりお疲れの二人。
最後の力をふりしぼり、面白建築「キューブハウス」を求め歩きます。
キューブハウス(写真右)は写真のようにナナメってる住宅。中の構造が気になる〜
これが見えたときの感動といったら!
このあたりにはたくさんヘンな建物がありました。オランダ人は住みやすさよりデザインによって
もたらされる楽しさや喜びのほうを優先させるのかな〜と思いました。
もちろん住みやすさも考慮に入れた設計なのかもしれませんが。
とにもかくにもその精神には大賛成です☆日本にもたくさんあったらいいなあ。

キューブハウスを拝んだ後は一路アムスへ戻ります。
帰りの電車では思わぬハプニングもありつつ、なんとか到着。
乗換えがややこしいといわれるオランダの鉄道、1日で乗りこなしました☆

窓から見える田園風景も素敵だったな。

最後はアムスの駅のスタンドでチキンスティックとポテトを買ってホテルへ。
一気に食べたらお腹に激痛。。。。そのまま爆酔です。。。。

2009年9月28日(月)
オランダ旅日記5日目

アムスの朝焼けはこんなかんじ。(写真左)

am8:00、ゆっくりの朝食を取った後向かうのは、待ちに待ったノーデルマルクトの
蚤の市です。
アムスのおしゃれさんたちも御用達というこのマーケット。期待が膨らみます☆

9:00に開催場所である北教会に到着するもまだ準備中のようでした。
長−く続くマーケットのテント。1ブロック目は衣料品が中心のようです。
2ブロック目からはボタンやチロリアンテープのお店や古本、マッチラベルを扱うお店
などが登場!!大コーフンで品定めをします。
北欧の蚤の市に比べ、キッチン雑貨やテーブルウェアは少なめでした。
マルチカラーのシャーベット色の柄が付いたフォークセットに目をつけていたのに
少し目を離したスキに売れてしまってた。。。
やはりマーケットは気に入ったら即買いですね(泣)

楽しすぎてなんと3時間もうろついていました。
一度荷物をホテルに置いて、向かったのは「I amsterdam」という巨大オブジェがある
ミュージアム広場。(写真右)このオブジェと戯れるのが夢だった。。。
大人が楽しそうにアルファベットの上に寝転んだりしてます。
私たちは「m」の文字の中に入って記念撮影☆たのしすぎ。

今日もまだまだ予定ぎっしりなので、すぐにトラムに乗り本日二つ目のマーケット、
「ワーテルローの蚤の市」へ。こちらはかなり観光客向けというかロクなものがないというか
そんな趣きだったのですが、、、なんと一番最後のお店にお宝がざっくざく!!!
ブルーナさんのペーパーバックがあるわあるわ、しかも1冊1ユーロて!
大興奮でお店のおじさんに心からのサンキュウ&スマイル。

心が豊かになったところでランチタイムです。
日本では良くあるのに、ヨーロッパにはほとんどないという「雑貨カフェ」。
アムス唯一?の雑貨カフェ「Latei」に行ってきました。
お店の中にあるものは全部買えるそう。インテリアもとってもかわいい。
しっかりとトマトの味がするおいしーーいスープをいただきました♪


さて本日の後半メインイベントは「アムス建築探訪」。
アムスにはいくつかの島があり(埋め立て地かなにか。人工の島)、ここには
たくさんの住宅が建っておるとのこと。そしてその住宅デザインがものすごいんです。

中央駅からバスで北へ向かうと1つ目の島、JAVA島へ着きます。
こちらではまずギョッとするほどかわいいコンテナハウスを発見。(写真中)
これは幼稚園(保育園かも)!!なんちゅうポップな!
お庭では子供たちがきゃーきゃー遊んでいます。
あまりのかわいさに柵越しに凝視する私たち。まるで犯罪者。

あとは歩いてたくさんの変わったカタチのマンションや住宅を探しました。
くじらの形をしたマンション、「ホエール」や部屋にいろんな仕掛けがあるデザインホテル、
「ロイドホテル」、くねくねの赤い橋「アナコンダ」などみどころ満載です。
皆、暮らしを楽しんでるなあ!

歩きまわって相当疲れましたが、すばらしい建築探訪でした♪


今夜は最後の晩餐。アムスいちウマイと評判の中華料理屋「南記」へ行きました。
日本でもこんなにおいしいのは食べたことないってくらいのチャーハンと
ふわふわで黒蜜をかけていただくバナナフライに感動。
お値段もお手ごろなんて本当に最高です。ニューマルクト広場のすぐ近くにあります。

ああもうすぐこの旅もおしまいなのね。帰りたくない〜と恒例のぼやき。
そしてこれまた恒例の「みやげびらき」(買ったもの全部を広げて写真とる)をホテルにて
行います。
そしてそれをスーツケースへぎゅうぎゅう詰め込んでゆくのです。。。
明日は重いぞ〜

2009年9月30日(水)
オランダ旅日記番外編

アムスの街で目に留まったもの、それは「看板」。

お店の看板に対する情熱がとても感じられます。そしてデザインがとてもいい!
写真左はホウロウのお店の看板。楽しいですねえ。看板が踊りだしそうです。

写真中はスキポール空港内にあったリアルソフトクリーム。
日本によくある軽そうな中が空洞のプラスチックソフトクリームとは訳が違います。
見事なツヤ。中までギッシリ感。完璧ですね。奥に見えるのは実際のKLMの機体です。
懐が深いです。

写真右。シュっとしたバーガーの看板。おしゃれだなあ。
オランダオリジナルの「クロケットバーガー」を食べさせるレストランのようです。

このほかにもハサミをモチーフにした看板などフォントとモチーフが見事に
配置されたものがたくさんありました。もちろん色も鮮やか。
日本の金融業者の看板を思い浮かべ、なんだか泣きたくなっちゃった。
今回看板の写真だけでも随分撮りました。

あとアムスで感じたことといえば、人々が優しい、そしてでっかい、てことです。
オランダ人は他の欧米諸国に比べても背の高い人が多いそうです。
そのとおり、本当に高い!女の人もスラリとしています。
たまに私の2倍はあるかと思う人もいらっしゃいました。
おじさんやおばさんがなぜかすれ違いざま、「ニッコリ!!」と笑いかけてくれることが
よくありました。
困ってるとすぐ助けてくれるし。素敵です。オランダ人。


とにかくなにもかもが色鮮やかで私にとってはいろんなパワーをもらえたオランダ。
絶対にもう一度訪れたい国になりました。
そして次回こそは。。。イングリッシュをなんとかしたい。。。と毎年言っているんですが。
ブルーナさんとお話をするためにも今度こそ英語力習得に励みたいと思います。


それでは最後に今回のオランダ旅、いろんなマーケットに行ってきたのでそこで出会った
かわいいものたちをまとめてみました。コチラ!!

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